[原子力産業新聞] 2003年7月10日 第2193号 <1面>

[米NEI、原産] 規制改革などテーマにセミナー共催

 日本原子力産業会議は、8月29日、東京・港区の虎ノ門パストラルで、米国の原子力エネルギー協会(NEI)との共催により、「運転実績の大幅改善と規制改革に向けたイニシアティブ――米国原子力産業界に学ぶ」をテーマにセミナーを開く。

 原産は、今年1月よりワシントンに職員を派遣し、NEIと協力を進めてきた。同セミナーは、協力の一環として、日本における原子力発電所の維持基準の設定と国民の信頼回復に向け、NEIの経験を伝える。

 セミナーではまず、A・ハワードNEI副理事長(=写真)が「米国原子力産業団体の発展と連繋」の講演を行う。続いてNEIのピエトランジェロ・リスク規制担当上級部長が、「TMI後の米国原子力規制の変遷」と題し、規制体系の変遷の歴史、現在の規制プロセスや今後の課題等を解説、米原子力界の専門家が、産業界主導による規制改革や積極的なPA対策等、米国において今日の原子力復活を導いた背景を具体例を交えて説明する。

 参加費は会員2万5000円、非会員3万円、申し込み締切は8月15日。詳細は原産ホームページ(www.jaif.or.jp)か原産政策企画本部第2グループ(電話03−5777−0751)まで。


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