[原子力産業新聞] 2003年7月24日 第2195号 <3面>

[加・カメコ社] マッカーサーリバーで採鉱再開

カナダのカメコ社は2日、当初の予定より約1カ月早く、マッカーサーリバー鉱山でのウラン採掘を再開したと発表した。

同鉱山は今年4月6日に、地下の採鉱現場での出水により操業を停止していたが、6月30日に2基の掘削機を使って採鉱を再開した。7月上旬には3機目が稼働してフル操業となる予定。

同鉱山で産出されるウラン鉱石は、19907年に採鉱を終了したキーレーク鉱山の施設でイエローケーキに粗製錬されているが、採鉱に合わせてこちらも1日に操業を再開した。

マッカーサーリバー/キーレーク鉱山の年間認可ウラン生産量は1870万ポンドだが、カメコ社では同鉱山の2003年の生産量を1200万〜1300万ポンドと想定している。

マッカーサーリバー鉱山はカメコ社が運営している世界最大級のウラン鉱床で、1999年末に操業を開始した。同社が株式の70%、コジェマ・リソーシズ社が30%を所有している。


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