[原子力産業新聞] 2003年7月31日 第2196号 <3面> |
[ロシア] コラ半島に廃棄物貯蔵施設タス通信によるとロシアのルミャンツェフ原子力相は26日、退役原子力潜水艦から出る放射性廃棄物などの貯蔵施設を、北部のコラ半島に建設する方針を明らかにした。 貯蔵施設は従来、核実験場がある北極圏のノバヤゼムリャ島に建設する構想だったが、地球温暖化の影響で、150年後に現在の凍土が解け始める恐れがあり、予定地を変更した。 原子力相は、コラ半島の候補地3か所から選定すると述べたが、地名や着工時期には言及しなかった。 コラ半島セベロモルスクに司令部を置くロシア北方艦隊では、百数十隻の退役原潜が解体を待っている。 |