[原子力産業新聞] 2003年7月31日 第2196号 <4面>

[原子力委員会] 原子力委での質疑から

人材問題小委員会の鷲見委員長は、8日の原子力委員会で本報告書を説明、藤家委員長などから以下のような意見が出された。

藤家委員長 昭和30年代からの原子力教育という枠が破綻しかけている時に何を教えていくかというのがあって、原子力の大学院化構想というものは幾つかあるが、この報告では学部中心、専門学校中心というイメージが強い。

鷲見氏 大学では理論などを教え、現場のためのものはエンジニアリングでというイメージで議論した。

藤家委員長 将来の原子力について、現在の教育現場に何が求められているか、まだ論議は極め尽くされていないと感じる。原子力界全体が大学院化構想に傾いているようではあるが、まだ議論すべき点が残されているのではないか。


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