[原子力産業新聞] 2003年8月21日 第2198号 <1面>

[電源開発] 大間着工を06年8月に延期

 電源開発は7日、同社の大間原子力発電所(フルMOX・ABWR、138万3000キロワット)の配置計画及び工程の変更を決定し、青森県及び地元3か町村(大間町、風間浦村、佐井村)に説明するとともに、経済産業省へ今年度供給計画の変更を行った。

 電発は今年2月、建設予定地の未解決地権者との交渉の早期解決は困難と判断。原子炉建屋の中心を、既取得の敷地範囲内で移動する発電所配置計画に見直すための具体的準備として、地質調査、設計等を進めていた。

 今回の配置計画および供給計画の変更は、これら調査・設計の成果。具体的には配置計画について、原子炉建屋の中心を南側に約200メートル移動し、一方工程については、2005年3月着工・2010年7月営業運転開始としていた今年度供給計画から、それぞれ2006年8月着工・2012年3月営業運転開始へと変更している。


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