[ドイツ] 北朝鮮へアルミ管密輸容疑で起訴

【ベルリン１８日共同】ドイツ検察当局は１８日、北朝鮮向けに核兵器製造に関連するアルミニウム管を密輸出しようとしたとして、ドイツの光学機器メーカー社長（５７）を戦争兵器管理法違反罪などで起訴した。社長は北朝鮮に、ウラン濃縮装置に転用可能な特殊アルミ管約２２トンを中国経由で輸出することを計画。ドイツ政府認可の手続きをせずに、今年４月に輸出しようとした。検察当局は、社長が最終的に２００トンのアルミ管を北朝鮮に輸出することを計画していたことを重視、事件の背景を調べている。