[原子力産業新聞] 2003年8月28日 第2199号 <1面>

[原産] 10月ソウルで日韓原産セミナー

 日本原子力産業会議は10月20日、21日の両日、第25回「日韓原子力産業セミナー」を韓国ソウル市で開催する。同セミナーは、1979年以来、韓国原子力産業会議との共催で、原子力開発利用に関する情報交換の場として、毎年両国で交互に開催されているもの。今回は、菅伸之・北海道電力常務取締役を委員長とする準備委員会を設け、韓国側と協議しながら準備を進めている。

 韓国の原子力発電所は現在18基、設備容量1571万キロワットで、国内電力需要の38.9%を占め、設備利用率はここ数年90%以上の高い数値を記録している。

 セミナーでは、両国が積み上げてきた実績、経験をもとに、発電所の運転管理や廃棄物問題など共通課題について議論する。

 なお、原産会議では、セミナー参加と韓国の原子力施設などを訪問する参加団を派遣する。


Copyright (C) 2003 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.