[原子力産業新聞] 2003年8月28日 第2199号 <1面>

[政府] 廃棄物安全条約加入を閣議決定

 政府は、26日、「使用済燃料管理及び放射性廃棄物管理の安全に関する条約」に加入することを閣議決定、同日、加入書を国際原子力機関(IAEA)事務局に寄託する。同条約への加盟は、今年6月11日、国会で承認されている。

 同条約は、1994年のIAEA総会での決議に基づき、1997年9月にウィーンで開かれた会議で採択されたもの。

 同条約は、25か国の締結で2001年6月に発効しており、日本については寄託後の90日目にあたる11月24日に発効する。条約締約国は8月5日現在、31か国、主要国では米国、英国、仏、ドイツ、カナダ等が加盟しており、日本は33番目の締約国。

 この条約は、使用済み燃料と放射性廃棄物の管理の安全を規律する法令上の枠組みを定めることなどを締約国に義務付け、これらの安全管理水準をを世界的に高めることを目的とする。


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