[原子力産業新聞] 2003年9月4日 第2200号 <2面>

[サイクル機構] 福井市でシンポ

 核燃料サイクル開発機構は8月26日、福井市のユーアイ・ふくいで「サイクル機構シンポジウム福井」を開催、約600名が参加した。

 シンポジウムでは、業務報告「「ふげん」から「もんじゅ」へ」が同機構から行われた後、質疑応答に入った。会場からは、@もんじゅ運転再開についてA情報公開についてB理解活動の進め方等について──等の意見や質問があり、登壇者から回答がなされた。

 続いて、評論家の竹村健一氏が「これからの日本」と題して特別講演を行ない、エネルギー資源のない日本にとって、原子力発電は今後も大きなウェイトを占めることになると指摘した。

 さらに、「もんじゅ」をテーマに、四戸友也・福井新聞社読者センター長をモデレーターに迎え、竹中氏と中神靖雄・同機構副理事長が対談を行った。対談では、原子力発電による放射線の話を始め、フェニックスの運転再開など海外での高速増殖炉の開発状況や、日本が高速増殖炉開発で国際貢献すべきことなどが話題に取り上げられた。


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