[原子力産業新聞] 2003年10月2日 第2204号 <2面>

[放影協] 放射線業務従事者対象に疫学調査

 放射線影響協会は、低線量の放射線が人体に与える影響について科学的知見を得るために、原子力発電施設等の放射線業務従事者を対象とした放射線疫学調査を実施している。調査で得られた累積線量と死亡率の関係について統計解析を行っているが、特にがんについては、喫煙、飲酒などといった生活慣習が大きな影響を与えることから、解析に生活慣習等の影響を取り込むために、現在、アンケート調査を行っている。調査項目は、喫煙、飲酒、喫茶の慣習、職業の内容、レントゲン検査の経験、健康状態等となっている。個人情報は厳重に管理され、プライバシー保護に留意している。実施期間は、9月より11月まで。問い合わせは同協会放射線疫学調査センター (電話03−5295−1497)まで。


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