[原子力産業新聞] 2003年11月13日 第2210号 <1面> |
[原子力安全・保安院] 26日に玄海2号で防災訓練経済産業省の原子力安全・保安院は、今月26日に九州電力玄海原子力発電所2号機で行われる2003年度「原子力総合防災訓練」の実施計画をまとめ、10日、原子力安全委員会に報告した。 防災訓練は、@防災機関の機能確認と相互協力の円滑化A地域住民を含む関係者の原子力災害に対する理解の醸成B原子力防災に対する意識高揚と知識向上――などが目的。今回は、立地町の佐賀県玄海町、関係市町の同唐津市、肥前町、鎮西町、呼子町、長崎県鷹島町で実施される。 訓練の内容は、@国、関係自治体、事業者共通の訓練A国が主体となって行う原子力安全委員会との連携強化、専門家や資機材の航空機輸送等の訓練B関係自治体が行う避難・待避訓練C事業者が主体となって行う拡散予想システムの相互検証等――など。避難・待避訓練では、地域住民と小・中学校児童約160名が避難、保育所、福祉施設、医療機関など約1130名が屋内待避する。 |