[原子力産業新聞] 2003年11月13日 第2210号 <3面>

[米国、中国] 高温ガス炉で協力

 米エネルギー省(DOE)と中国国家原子能機構(CAEA)が、9月半ばに米中両国間の原子力技術交換協定に署名したことにより、米マサチューセッツ工科大学(MIT)と北京の精華大学は、それぞれ独自に行ってきたモジュール型・高温ペブルベッド原子炉の研究を合同で行うことになった。MITは分析研究とシミュレーションを担当し、精華大学は2000年から運転を開始している熱出力1万キロワットのペブルベッド型高温ガス炉での実験を担当する。DOEのカード次官は、10月末にこの高温ガス炉を訪問している。

 MITのA・カダック教授によると、次のステップとして、欧州や南アフリカを含む国際的な取組みに発展させたいとしている。


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