[原子力産業新聞] 2004年1月6日 第2216号 <1面>

[電事連] 07年度までにプルサーマル開始 関電が具体計画

 電気事業連合会は、12月22日開催の原子力委員会原子力発電・サイクル専門部会(部会長=竹内哲夫・原子力委員)に、プルサーマル実施に向けた各事業者の状況を報告した。2010年度までに合計16〜18基導入を目指した取組みの再確認を表明、遠藤哲也・原子力委員長代理は「地元との調整に全力をあげて欲しい」と要請した。

 各社のなかで最も具体的な内容を示したのは関西電力。同部会の委員でもある岸田哲2副社長は「08年度までに高浜発電所の2基、引き続き大飯発電所1〜2基で実施するために具体的な検討を進めており、高浜の1基については07年度に装荷の計画である」と説明した。日本原電では、08年度までに敦賀発電所の1基、10年度までに東海第2発電所を加えた合計2基での実施を予定。


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