[原子力産業新聞] 2004年1月6日 第2216号 <1面>

[下北半島・大間漁港] 北の海舞台に勇壮な「1本釣り」

 青森県下北半島北端。電源開発・大間原子力発電所建設予定地の北方に位置する大間港(=写真下)にあがった直後の、200キロを超えるマグロの巨体。右の人物と比較すると、その大きさがよくわかる。

 大間のマグロ漁は勇壮な「1本釣り」が主流。連日海の男と巨大マグロとの戦いが、津軽海峡を舞台にくり広げられている。19082年頃から毎年のように不漁が続き、漁獲量も極端に落ち込んでいた大間のマグロ漁だが、1994〜95年頃からは持ち直し、近年では好調を維持しているという。つり上げられたマグロは、大半が超高級魚として東京・築地市場に直行するが、観光客らの強い要望を受け、数年前からは地元の旅館などでも提供されるようになった。(9面に関連記事、吉田央記者)


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