[原子力産業新聞] 2004年1月8日 第2217号 <1面>

[福井県] 福井県知事に「もんじゅ」工事促す

【12月26日共同】福井県敦賀市の河瀬一治市長は26日、福井県庁に西川一誠知事を訪ね、運転再開の前提となる改造工事を早期に事前了解するよう要請した。市長は「改造工事で、『もんじゅ』はより安全な施設になる。不況の中、経済波及効果も大きい。政治家として判断してほしい」と訴えた。

これに対して知事は「国に(北陸新幹線などの)地域振興を求めたが、十分な成果が出ていない。県民の意思を総合的にどう判断するかだ」と述べただけで、明確な回答は避けた。

市長はまた、日本原子力発電敦賀原子力発電所3、4号機の増設に関しても経済効果の面から、来春の着工に向けて手続きを進めるよう知事に依頼した。


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