[原子力産業新聞] 2004年2月26日 第2224号 <1面>

[大間町] 電発に財政支援要請へ3月2日に申し入れ

【23日共同】青森県大間町と同町議会が、大間原子力発電所(ABWR、138.3万kW)の建設計画を進めている電源開発に、臨時財政支援を要請することが分かった。3月2日に浅見恒吉町長らが、電源開発の中垣喜彦社長に申し入れる。

 同町企画調整課によると、町の累積赤字は2012年度に最大で10数億−20数億円に膨らむ見通し。町議会原子力発電所対策特別委員会によると、町は2012年の大間原子力発電所運転開始で固定資産税収入などが見込まれるまでの財政難を、同社からの支援で乗り切る考えだ。運転開始は当初04年度の計画だったが、用地買収の難航などで12年3月まで延期された。


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