[原子力産業新聞] 2004年3月4日 第2225号 <1面>

[原子力委員会] 「意見を聞く会」2氏から聴取

 原子力委員会は2日、東京・虎ノ門の三井ビルにおいて第5回「長計についてご意見を聴く会」を環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長、科学ジャーナリストのマイケル・シュナイダー氏を招いて開催した。

 飯田所長は、六ヶ所再処理工場は今必要なく、国民や電気事業者に巨額の負担を強いる後戻り出来ない選択肢には、慎重な判断が必要であり、長期的には原子力から離脱、自然エネルギー利用政策を推進すべきと陳述した。

 シュナイダー氏は、欧州各国の原子力政策を解説、2030年に世界の発電能力は現在の2倍の70億kWとなるが、原子力シェアは半減すると予測した。


Copyright (C) 2004 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.