[原子力産業新聞] 2004年3月11日 第2226号 <1面>

[日本原燃] 仏からガラス固化体が到着

 欧州から日本への第90回返還ガラス固化体を積載した輸送船「パシフィック・サンドパイパー号(5000総トン」が4日、青森県六ヶ所村のむつ小川原港に到着し、返還固化体は同日夕までに、日本原燃・高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターへ無事搬入された。

 今回返還されたのは、TN28VTキャスク5基に入れられたガラス固化体132本(関西電力80本、東京電力18本、中国電力14本、東北電力10本、4国電力10本)。

 これらを積んだ「サンドパイパー号」は、現地時間1月19日に仏・シェルブール港を出航し、パナマ運河ルートを経て4日午前7時に、むつ小川原港に接岸。10時45分から荷役が開始され、16時28分にはすべての搬入作業が無事終了した。

 なお今回の受け入れにより、貯蔵管理センターへの受け入れ回数は9回目。累積本数は計892本となった。


Copyright (C) 2004 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.