[東京電力] 福島第１・４が再起動 運転再開は９基に

　東京電力の福島第１原子力発電所４号機（ＢＷＲ、７８万４０００ｋＷ）は１７日午前１０時、制御棒引き抜き操作を開始し、約１年半振りに原子炉を起動した。

　東電の服部拓也常務・原子力本部副部長は１６日、福島県庁に内堀雅雄生活環境部長を訪ね、同４号機の運転再開を要望。これを受けた内堀副部長は、運転再開に問題ないと判断、傷シュラウドの点検・監視および、情報公開の徹底等を求めた上で、再開を受け入れることを伝えた。

　同４号機の運開により、０３年４月に全１７基が停止した東電の原子力発電所は、９基目が再起動した。