[原子力産業新聞] 2004年4月8日 第2230号 <1面>

[経済産業省] 輸出規制を強化

経済産業省は3月30日、大量破壊兵器開発に関し、相手国別の輸出規制の「キャッチオール規制」等の実効性強化措置を発表した。

この措置では、「リスト規制品目ではないものの、大量破壊兵器の開発等に使用されるおそれの強い貨物である「懸念貨物リスト」を拡充するとともに、大量破壊兵器開発に関わっている懸念のある「外国ユーザーリスト」を見直した。  「懸念貨物リスト」には、従来からの30品目に加え、口径75mm以上のアルミニウム管など6品目を追加した。

大量破壊兵器開発に関わっている可能性のある「外国ユーザーリスト」に51社を新規追加するとともに、20社を削除し、合計160社とした。国別内訳は、イランが35社、北朝鮮33社、シリア4社、パキスタン25社など、10か国の企業が含まれている。


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