[原子力産業新聞] 2004年4月15日 第2231号 <5面>

[INPO] 東北電・女川発電所保守で情報交換

 米国原子力発電運転協会(INPO)のメンバー2名が、5日から9日までの日程で、原子力発電技術に関する情報・意見交換を目的に、東北電力の女川原子力発電所を訪れた。

 INPOは、79年の米国スリー・マイル・アイランド事故の反省を踏まえ、原子力発電所の安全性や信頼性の向上を支援するために、米国原子力発電事業者により同年に設立された非営利法人。現在は米国の電力会社をはじめ、米国の主な原子炉メーカーや建設会社が加盟している。

 今回訪問したのは、INPO保修/工程管理上席エバリュータのスティーヴ・テルフォード氏と、同機器信頼性シニアエバリュータのアレックス・ケント氏。両氏はメインテーマの「原子力発電所の保守について」に基づき、保守の最適化や、設備管理・品質管理などのテーマについて、情報や意見交換を行った。

 なお女川原子力発電所では、89年9月に「運転/保修/訓練/放射線管理」をメインテーマに約8日間、INPOから6名を受け入れた実績がある。


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