[原子力産業新聞] 2004年5月13日 第2234号 <2面> |
[中部電力] 浜岡5が発電を開始中部電力の浜岡原子力発電所5号機(ABWR、138万kW、2005年1月運開予定)は4月30日午前11時3分、発電機を送電系統に連携し、試験運転段階での発電を開始した。今後は電気出力を20%、50%、75%、100%と段階的に上昇させながら、発電所が安全かつ安定的に運転できることを確認するための各種試験および検査が行われる方針だ。 中部電力初の改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)となる浜岡5号機は、出力138万kWと同社最大の発電ユニットとして計画され、1999年3月に着工、2004年2月に燃料装荷が終了、3月には原子炉の初臨界を迎えるなど、計画は着々と進んでいた。 なお同5号機が定格電気出力に到達するのは、7月下旬の予定。その後は12月頃に定格熱出力一定運転開始し、来年1月の営業運転開始を迎える計画となっている。 |