[原子力産業新聞] 2004年5月20日 第2235号 <2面> |
[九州電力] 九電・川内で地質調査九州電力は17日、川内原子力発電所における環境調査のうち、発電所敷地外の地質調査(陸域)を開始した。 調査は川内原子力発電所敷地から半径約30kmの範囲の陸域において、@地表地質調査Aその他の調査――を行うもので、期間は評価・解析も含めて約3年を予定。地表のみでは地質の状態がよく分からない場合は、必要に応じてボーリング調査やトレンチ調査を行う場合もあるとしている。 また、半径30km以遠に分布する断層についても、敷地に影響を及ぼす可能性のあるものについての調査も行われる計画だ。 九電では00年9月、川内原子力発電所3号機増設計画に関連して、鹿児島県に対し環境調査の実施を申し入れており、これを受けた同県では01年5月、「増設とは切り離して考える」としながらも、調査の実施を了承していた。 |