[原子力産業新聞] 2004年5月27日 第2236号 <1面>

[原子力委] 来年度施策を検討

 原子力委員会は25日の定例会議で、来年度施策を検討した。先月、施策の方向性を決めたが、各省庁の予算検討に合わせて具体的施策を示す。

 防災対策の充実、地層処分技術の確立、MOX燃料加工技術の確証試験などと併せ、「もんじゅ」は実用化に向けた研究開発を適正な規模で効率的に推進。ITERは関係機関が一丸となり誘致を進め、国内核融合も適正規模で開発、また水素製造技術に取り組む。医療分野では重粒子線がん治療研究を推進、原子力新法人との連携による大学の原子力教育の充実を図る。

 国際協力は第四世代原子力システム開発の分担、アジア原子力協力フォーラム(FNCA)の活用推進、IAEAへの協力など。


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