[原子力産業新聞] 2004年6月17日 第2239号 <1面> |
[原子力委員会] 長計策定会議の構成固める原子力委員会は15日開催の定例会議で、次期長期計画を策定する「新計画策定会議」を設置し、その構成員32名を決定した。地方自治体、有識者、市民/NGO、事業者、研究機関などから専門分野、性別、地域、意見の多様性などのバランスに配慮した構成員としており、初回会合は今月21日に開催する。 原子力委員会は、次期長計を来年11月までに策定、今月から約1年半をかけて、多角的に審議・検討する。 検討の視点として同委員会は、原子力発電の位置付け、社会との調和、政府と民間の役割、核燃料サイクルシステムのあり方、高速増殖炉など研究開発、放射線利用、国際協調などを挙げているが、特に注目されるのは、核燃料サイクルシステムのあり方。様々な意見が交錯しており、この政策の方向付けが関係者の関心を集めることになる。 原子力委員5名を除く、新計画策定会議の構成員は次のとおり。 ▽井川陽次郎・読売新聞論説委員▽井上チイ子・生活情報評論家▽内山洋司・筑波大学教授▽岡崎俊雄・原研理事長▽岡本行夫・岡本アソシエイツ代表▽勝俣恒久・東京電力社長(日本経団連副会長)▽河瀬一治・敦賀市長(全原協会長)▽神田啓治・エネルギー政策研究所所長▽草間朋子・大分県立看護科学大学長▽児嶋眞平・福井大学学長▽笹岡好和・電力総連会長▽佐々木弘・放送大学教授▽末永洋一・青森大学付属総合研究所所長▽住田裕子・弁護士▽田中知・東京大学大学院教授▽千野境子・産経新聞論説委員▽殿塚猷一・核燃料サイクル開発機構理事長▽中西友子・東京大学大学院教授▽庭野征夫・日本電気工業会原子力政策委員会委員長(東芝電力・社会システム社社長)▽橋本昌・茨城県知事▽伴英幸・原子力資料情報室共同代表▽藤洋作・電事連会長(関西電力社長)▽山地憲治・東京大学教授▽山名元・京都大学教授▽吉岡斉・九州大学大学院教授▽和気洋子・慶応義塾大学教授▽渡辺光代・日本生活協同組合連合会理事 |