IAEAのエルバラダイ事務局長は、14日、IAEA理事会の冒頭演説で、ウラン濃縮や再処理など、核燃料生産に係わる部分が、核不拡散枠組みの「アキレス腱」だとし、これを多国間管理下に置く必要性を強調した。同局長は、この具体策を検討するため、B・ペロー・前IAEA保障措置局長を委員長とする「国際専門家グループ」を設置、検討を進め、来年3月の理事会に報告することを明らかにした。