[原子力産業新聞] 2004年7月1日 第2241号 <3面>

[IAEA・ロシア] オブニンスクで50周年国際会議

 50年前の1954年6月26日、モスクワに近いオブニンスク市で、世界初の原子力発電所が送電網に接続されたことを記念して、6月27日から今月2日まで、同市で「原子力発電の50年間と今後50年間」と題する国際会議が開かれている。この会議は、IAEAが企画、ロシア政府が主催するもの。

 これまでの50年に得た教訓を省察し、原子力発電所運転経験と将来の建設見通しなどについて検討。さらに、環境に配慮した原子力発電と持続可能な開発、海水脱塩化による水生産など原子力の電力以外への利用、公衆とのコミュニケーション、原子力安全と保安措置、改良型原子力システムの設計と開発、核燃料サイクルと廃棄物管理などについても、議論が行われる。


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