[原子力産業新聞] 2004年8月19日 第2247号 <1面>

[原子力安全・保安院] 原子力と火力に配管肉厚報告指示

原子力安全・保安院は11日、原子力発電所の配管設備の肉厚管理について調査し、今月18日までに報告するよう各電気事業者に指示した。

対象設備はPWRが2次配管、BWRが復水系統、給水系統、主蒸気系統など。PWRは事業者が定める原子力設備2次系配管肉厚の管理指針、BWRは同管理指針を準用あるいは自社指針に照らし、炭素鋼配管の肉厚管理が未実施の部位の有無を確認する。管理未実施の部位がある場合、対応策も併せて報告する。

なお、蒸気タービンを用いる出力1000kW以上の発電用火力設備についても、配管肉厚の検査に関する報告を電気事業者および自家用発電所の設置者に指示した。


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