[文部科学省] 文科省概算要求　今年度比２.１％増

文部科学省の０５年度原子力関係概算要求は、対今年度予算２.１％増の２９３０億２５００万円を要求。このうち一般会計は１３３０億４１００万円（今年度予算比０.３％減）で、電源特会では立地勘定分が３７５億８５００万円（同若干の減）利用勘定が１２２４億円（同５.４％増）となっている。

概算要求では、�@核燃料サイクル技術開発�A原子力科学技術の推進�B原子力安全・防災対策�C保障措置�D原子力やエネルギーに関する教育環境整備――などが主なポイント。

そのうち核燃料サイクル関連では、「もんじゅ」の維持管理および改造工事に１２６億円（今年度予算・１０８億円）を要求したほか、科学技術推進関連では、国内誘致を視野に入れたＩＴＥＲ計画の推進のための費用として４０億円（同２７億円）、大強度陽子加速器（Ｊ―ＰＡＲＣ）とＲＩビームファクトリー建設に２９９億円（同２２５億円）、国際的取り組みを視野に入れた次世代の革新的原子力技術開発に１５７億円（同８１億円）を、それぞれ要求する。