[原子力産業新聞] 2004年9月2日 第2249号 <1面>

福井県の西川一誠知事は27日、原子力安全・保安院の松永和夫院長、原子力安全委員会の松浦祥次郎委員長などを訪ね、関西電力美浜発電所の蒸気噴出事故に関する要請書を手渡し、再発防止対策の確立を求めた。

要請書は、@事故原因究明と抜本的再発防止対策の確立A関電の点検結果の検証と確認B2次系配管肉厚管理の調査結果の検証C国による2次系設備の安全確保策の確立D高経年化対策の強化E保安院の保安検査業務等の強化F原子力発電所で働く人々の安全確保策の徹底G事業者の安全管理に対する関与の強化H情報公開等による原子力への信頼回復――など。

抜本的対策では、事業者の外部委託など現行の点検体制やプラントメーカーとの技術情報共有の在り方などの検討を要請した。


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