[原子力産業新聞] 2004年9月2日 第2249号 <2面>

[東京電力] 福島2・2、約2年振りに発電を再開

東京電力は8月29日、同社の福島第2原子力発電所2号機(BWR、110万kW)が同日午前8時11分、発電を開始したと発表した。

同2号機は、主排気筒放射線モニター指示上昇に伴う故障停止により、02年9月3日に運転を停止。そのまま03年4月14日から、第15回定期検査に入っていたため、約2年ぶりの運転再開となる。

定検では、燃料交換などの通常のメニューに加え、(1)シュラウドに確認されたひび割れ(50か所)の補修(2)原子炉冷却材再循環系配管の健全性確認検査で、ひびが確認された配管の継ぎ手(6個)の交換――などが行われている。

同2号機について、東電では今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能検査を受け、9月下旬頃に定期検査を終了・営業運転に復帰する予定としている。


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