[原子力産業新聞] 2004年9月9日 第2250号 <1面> |
[原子力委員会] 1.1%増の4760億円に原子力委員会は、このほど2005年度の原子力関係経費概算要求額(速報値)を取りまとめた。それによると総合計は、今年度予算比1・1%増の4760億円と微増になった。内訳は、一般会計が同0.6%増の1444億円、電源開発促進対策特別会計(電源特会)が同1.3%増の3316億円。電源特会では電源立地勘定が同2.1%減の1808億円、電源利用勘定が同5.8%増の1508億円となっている。 省別の概算要求額は、文部科学省が同2.1%増の2930億円(本紙9月2日号既報)、経済産業省同1.1%減の1717億円(同)、外務省同13%増の87億円、内閣府同9.4%増の24億円、総務省同67.6%増の1億6300万円、国土交通省同4.6%増の7300万円、農林水産省同額の3900万円。 外務省は、保障措置拡充に対応し、IAEA分担金と拠出金が同10%増の81億円、OECD―NEA分担金が0.8%減の2億9600万円などとともに、チェルノブイリのシェルター基金向けに新たに2億6800万円を計上。 内閣府では、原子力委員会(既報)や原子力安全委員会の経費とともに、沖縄県におけるウリミバエやイモゾウムシ対策経費として合計8億円を計上する。 大幅増額となった総務省は原子力災害対策の指導、緊急消防援助隊用資機材の整備費用を増額する。 |