[原子力産業新聞] 2004年9月9日 第2250号 <1面>

[原子力安全委員会] 安全委、第2回調査委開く

原子力安全委員会の美浜発電所3号機2次系配管事故検討分科会は2日、配管破損事故に係る論点の緊急取りまとめのため、第2回会合を開催した。

事故原因の特定に際して明らかにすべき事項として、技術的問題では、事故要因の1つと指摘される浸食・腐食との関連性、また管理指針に係る問題では、@指針策定の基礎データの計測か所とそのデータA「管理指針」の減肉率値の基礎データと設定の考え方――など、指針自体の妥当性の確認が重要と指摘。

さらに再発防止の検討に必要な視点として、@点検箇所リストの作成時、引き継ぎ時での責任の所在とチェック体制Aリスト漏れが検査に迅速に反映されなかったことの責任所在――などの品質保証体制、運転中のタービン建屋内で作業を実施するさいの従業者への安全確保などを挙げた。


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