[原子力産業新聞] 2004年9月9日 第2250号 <3面>

[米DOE・仏CEA] 消滅処理で実施覚書

エネルギー省(DOE)のエイブラハム長官と仏原子力庁(CEA)のビュガ長官は8月24日、パリで、DOE原子力局とCEA間の協力実施覚書に署名した。この協定により、DOEは仏フェニックス高速実験炉を利用できるようになる。

今回の覚書に基づき、DOE原子力局とCEAは、仏フェニックス高速実験炉で、実験照射プロジェクトを開始する。マイナーアクチニドを混ぜたさまざまなタイプの燃料を装荷して照射実験を行い、データを収集、将来、高レベル廃棄物の核種変換に最適な燃料を選定する予定。

この覚書は、2000年9月に行われたDOEとCEAの会合での合意に基づくもので、このさい両者は、第4世代原子力システム計画、改良型燃料電池計画、原子力水素イニシアチブ等での研究開発に協力する合意書に署名している。


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