[原子力産業新聞] 2004年9月16日 第2251号 <6面> |
[原産・システム懇話会] 「原子力とそのリスク」を刊行日本原子力産業会議の原子力システム研究懇話会(NSA)が編集、刊行したNSAコメンタリーシリーズの最新版「原子力とそのリスク」が好評を博している。 同書は、原子力施設のリスク(潜在的危険性)についてのできるだけ正確な情報を関係者のみならず一般の人々にも提供することを目的として、NSA運営委員会委員長の内藤奎爾氏を中心に経験豊かな専門家らが分担執筆したもの。 第1章「リスクと人間」では、リスクの概念やリスク評価などの基本的事項の説明に加え、「リスクコミュニケーション」について考察。第2章「リスクへの対策」では、原子力発電所のリスク低減のためにとられている様々な対策を記述。第3章「確率論的リスク評価」では、原子力発電所の確率論的安全評価(PSA)実施例などを挙げている。このほか、第4章「原子力施設の事故とそのリスク」、第5章「放射線のリスク」、第6章「原子力安全文化」――で構成。 B5版、158頁、頒価2100円(税込み・送料別)。問合せ・購入申し込みは、同懇話会(電話03−3506−9071、FAX03−3506−9075、Eメール konwakai@jaif.or.jp)まで。 |