[原子力産業新聞] 2004年9月24日 第2252号 <3面> |
[韓国] 処分場サイト選定を白紙に韓国の李煕範・産業資源部(省)長官は16日、原子力発電所からの中低レベル放射性廃棄物処分場と使用済み燃料中間貯蔵所のサイト選定を、白紙に戻すと発表した。期限の15日までに立地の予備申請を行った地方自治体が現れなかったため。李長官は、「政府は代案を用意し、地域住民、市民団体などとの十分な協議を経て、国民的共感を得られる透明な手続きを通じ、廃棄物管理事業を推進していく」と述べている。 昨年7月、処分場立地に名のりを上げた韓国西岸の扶安郡・蝟島(ウィド)について李長官は、現行手続きによる住民投票が事実上難しくなったため、新たな案を用意すると、事実上の白紙撤回を表明した。 |