[経済産業省] 原子力安全功労者を表彰

経済産業省は２６日、２００４年度の原子力安全功労者１２名に対する表彰式を東京・港区の虎ノ門パストラルで開催（＝写真）。来賓として松浦祥次郎原子力安全委員長、主催者側からは平田耕一経済産業大臣政務官ら関係者が出席した。

原子力安全功労者表彰は、原子力の安全確保に尽力し優れた成果を挙げた個人または団体に贈られるもの。１９８１年度に創設され、今回で２３回目。０１年１月の省庁再編を受けて、０１年度からは経済産業大臣表彰として行なわれている。

式典では、中川昭一経済産業大臣に代わり平田大臣政務官が祝辞を代読。「原子力事業に関わる全ての人々が原子力の安全確保のために力を合わせ、基幹エネルギーを支える誇りと気概をもって、実績を日々積み重ねていくことこそ、国民の信頼回復に繋がる」と強調。加えて、「自らの貴重な体験をもとに、今後とも原子力安全の一層の向上のため、ご尽力いただきたい」と、期待を述べた後、受賞者に表彰状を授与した。

今年度の受賞者は次の通り。（敬称略）

▽青木英人・原子力安全基盤機構技術顧問▽阿部勝征・東大地震研究所教授兼地震予知情報センター長▽安藤仁一・元中電静岡工営社長▽石島清見・原研東海研究所安全性試験研究センター長▽岡芳明・東大院工学系研究科附属原子力工学研究施設教授▽古平恒夫・原研監事▽駒田廣也・電中研首席研究員▽野村保・サイクル機構原子力緊急時支援・研修センター長▽平野光將・原子力安全基盤機構総括参事兼解析評価部長▽松下昭武・石川島播磨重工業エネルギー・プラント事業本部技監▽森宣征・東芝プラントシステム顧問▽吉川榮和・京大院エネルギー科学研究科エネルギー社会・環境科学専攻教授。