[原子力産業新聞] 2004年10月28日 第2257号 <8面>

[四国電力] 1次冷却水漏れ想定し訓練

【26日共同】愛媛県などは26日、四国電力伊方発電所2号機での一次冷却水漏れ事故を想定し、緊急時通信や住民の避難などを確認する原子力防災訓練を実施した。

県警や自衛隊など37機関2200人と住民約1000人が参加。訓練は午前8時半、通常運転中の伊方発電所2号機の原子炉格納容器内で配管が破損し、一次冷却水が漏れ、原子炉を手動停止したとの想定で始まった。

発生から約40分後、県庁で災害対策本部会議が開かれ、初めに四国電力側が事故状況を説明。

現地対策拠点となる伊方町のオフサイトセンターでは、各機関の関係者が集まり情報を共有。作業員が点検中に被ばくした恐れがあるとして、病院に搬送する訓練も実施した。


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