[原子力産業新聞] 2004年11月4日 第2258号 <1面>

[東京電力] 「新潟フェア」を開催 TEPCO銀座館 地震被災者支援へ募金も

 東京電力のTEPCO銀座館は、10月28日〜11月3日まで、「新潟フェア―雪国の香りと人々」を開催した。折からの新潟県中越地震被災者への支援もあり、10月29日には2500人の入場者を記録、連日大勢の人を集めた。新潟への義援金の募集や、物産展売り上げの一部の寄付も行っており、1週間で100万円以上の寄付が見込まれるという。

 同フェアは、東京電力が電源立地地域との産消対話を広げる立場から、毎年、新潟、福島、青森の3地点についてTEPCO銀座館で行っているもの。地震の影響で物産展への影響も懸念されたが、物品は迂回路を使って輸送することで、無事、開催にこぎ着けた。

 柏崎市、刈羽村のみならず新潟県全体から、名産の地酒をはじめ、海産物や菓子類を集めた物産展が人気を呼んでいる。柏崎市からは、「柏崎ワイン(赤、白、ロゼ)」と銘菓が出品された。

 会場の入り口には新潟県への募金箱が置かれており、会場へ立ち寄る人々が足を止めて、募金に協力する姿が多く見られた。


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