[原子力産業新聞] 2004年11月4日 第2258号 <2面>

[東京電力] 新潟県中越地震で 多種多様な支援活動を展開中

 10月23日夕から、中越地方を震源として新潟県内を襲った「新潟県中越地震」に関連して、新潟県内に原子力発電所を立地する東京電力は、様々な支援活動を実施している。

 地震発生直後の10月24日には、同社が所有する発電車29台(高圧用4台、低圧用25台)および、小型高所作業車15台と要員約120人を、現地での電力供給と配電線復旧作業等のため現地に向け派遣。また十日町市からの要請を受け、10月30日から建物応急危険度判定業務のために、社員の派遣を実施している。

 また小千谷市に仮設トイレ37台を、また十日町市に非常用食糧および簡易カイロを提供したほか、10月26日には小国町、越路町、川口町に対して食糧支援を、小千谷市に対してIHクッキングヒーターおよび調理用鍋各200個を、それぞれ提供している。

 また、柏崎刈羽原子力発電所も積極的に支援活動を展開しており、@サービスホールを、被災した方々にトイレ・休憩所として開放A刈羽村の西浦社宅4戸分を、被災された方々の仮住居として用意Bブルーシート等117枚を柏崎市に提供Cコップ類(紙・プラスチック)3600個を刈羽村に提供――したほか、刈羽村のボランティア公募(10月29日午前10時公募開始)に対して、企業ボランティアとして応募し、救援物資の配布等を行っている。


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