[原子力産業新聞] 2004年11月11日 第2259号 <4面>

[原環センター] 英NIREX等と協力協定

 原子力環境整備促進・資金管理センターはこのほど、放射性廃棄物処理処分の分野において、英国NIREX社および韓国KHNP/NETEC(韓国水力・原子力(株)原子力環境技術院)と情報交換、人材の派遣・受け入れ、役務の提供、共同研究等の活動を対象とした協力協定を締結した。

 放射性廃棄物の安全な処分、特に地層処分は各国共通の重要課題であり、国際的にも協力しながら進めることが必要である。このため同センターでは、フィンランド、スウェーデン、フランス、スイスなどの主要国の機関と同分野において協力協定を締結。各国の「法制度等の枠組み」、「処分事業の進捗状況」、「資金準備状況」、「研究開発状況」等の情報を収集し提供するとともに、周辺基盤技術に関しても、これらの国々と国際的に協力しながら研究開発を進めている。

 今回、放射性廃棄物の長期管理に関する研究機関である英国NIREX社および、低/中レベル放射性廃棄物の処分実施主体である韓国KHNP/NETECとの協力協定の締結は、これら国際協力の一環として行われたもので、具体的な協力については今後、協議し実施していくことになっている。締結日は英国NIREX社が9月24日、韓国KHNP/NETECが10月20日。

 同センターでは、これまでにフランス・放射性廃棄物管理機関(ANDRA)、スイス・放射性廃棄物管理共同組合(NAGRA)、フィンランド・ポシヴァ社(POSIVA社)、等と協力協定を結んでおり、今後は新たに協定を締結した二機関を含め、13の海外機関との協力を進めていく。


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