[原子力産業新聞] 2004年11月18日 第2260号 <2面> |
[原子力委員会] 発言者5名が意見陳述原子力委員会は10日、名古屋市で第18回「長計についてご意見を聴く会」を開催。発言者5名がそれぞれ意見を述べた。 発言者は油田淑子・全国消費生活相談員協会監事、飯尾歩・中日新聞論説委員、飯尾正和・岐阜県先端技術技術センター館長、榎田洋一・名古屋大学教授、兼松秀代氏。 「専門家のための専門家による計画でないことが重要。立地地域の長期的発展に取組むべき」(油田氏)、「有識者と一般のズレを埋める長計にする事。国民はベネフィットのためのコストを理解する」(飯尾歩氏)、「研究者の育成に注力すべきで、再処理政策は日本に適する。科学技術はトラブルと改善の繰返し」(飯尾正和氏)、「社会科学的な面からも合理的計画とすべきで、もんじゅの位置付けを明確に」(榎田氏)、「東濃のウラン探査から地層処分研究への変更を地元住民には最後に知らせた。この姿勢が政策不信に繋がる」(兼松氏)などの意見が出された。 |