[原子力産業新聞] 2004年11月25日 第2261号 <1面>

[青森県] ITER日本誘致 三村知事が要望書

 青森県の三村申吾知事などは17日、中山成彬・文部科学相や棚橋泰文・科学技術政策担当相などを訪ね、ITERの日本誘致実現の要望書を手渡した。

 来訪したのは三村知事、山内和夫・青森県議会議長、古川健治・六ヶ所村村長などで、自民党の県選出議員数名も同行した。

 これまでの日本誘致に向けた政府・与党一丸の尽力に謝意を述べ、「ITER計画の我が国での実施は、国際社会への貢献だけではなく、世界におけるアジアの役割の増大との観点からも非常に意義深い。青森県では、県議会でこれまで四度にわたり、圧倒的賛成多数により誘致決議が成されるなど県を挙げて取り組んできた。今後とも県は政府・与党に全面協力する決意であり、小泉総理のリーダーシップの下、政府・与党全体で日本誘致を実現して下さるよう切にお願いする」との要望書を手渡した。

 中山文科相は、「日本の提案はフランスの提案より優れていると考えている」などとし、棚橋担当相は、「地元の理解を得ながら今後も日本の誘致に向け全力を尽くす」などと応えた。


Copyright (C) 2004 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.