[原子力産業新聞] 2004年11月25日 第2261号 <1面>

[文科省] ITER交渉は「ヤマ場」と報告

 文部科学省は24日の原子力委員会・定例会議で、9日のITER六極次官級会合について報告した。

 ITER会合では、ホスト国および非ホスト国の役割について日欧が各提案を説明・議論し、互いの立場の理解は進んだものの依然として意見の相違が大きく、役割に関する合意に至らなかったと報告。六極によるITER推進は重要との点は確認されたとした。日本とEUの提案内容は交渉事のため非公開としているが、大竹暁・核融合開発室長は「EUも早期決着を目指す動きがあり、交渉はヤマ場を迎えようとしている」との見解を示した。


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