[原子力産業新聞] 2004年11月25日 第2261号 <1面>

[東京電力] 温暖化防止の対策活動実践で 環境大臣賞

 東京電力は19日、環境大臣より「平成16年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰(対策活動実践部門)」を受賞した。

 この表彰は、地球温暖化防止に顕著な功績があった団体に対し、「技術開発・製品化部門」「対策技術普及・導入部門」「対策活動実践部門」「環境教育部門」「国際貢献部門」の五部門において環境大臣が表彰するもので、今回の東電の受賞は、家庭内でのCO2排出抑制に役立つ情報発信と、その普及に関する取り組みが評価されたため。

 東電の具体的な取り組みとしては、@インターネットを活用し、顧客が毎月のエネルギー使用量からCO2排出量を算出出来るようにするとともに、家庭で気軽にできる温暖化対策を紹介する「暮らしのCO2ダイエット」(=写真)を提供A検針票の裏面を活用し、電気、ガス、灯油など、家庭で使用するエネルギーから、顧客自らがCO2排出量を計算できる「CO2チェックシート」を配布B自治体やNPO等との協力によるライフスタイル提案型の取り組みのひとつとして、横浜市と横浜市スポーツ振興事業団が主体となって横浜国際総合競技場で行うリユースカップ導入事業への支援・協力――などとなっている。

 受賞について東電では、「今後とも、幅広い皆さまと協力し、地球温暖化防止に役立つ取り組みを積極的に推進していく」としている。


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