[原子力産業新聞] 2004年12月2日 第2262号 <1面>

[日本原燃] MOX、中間貯蔵に前向き

【1日共同】日本原燃が計画しているMOX燃料加工工場について、青森県の三村申吾知事は1日の記者会見で、原燃の不祥事などで中断していた立地の検討を再開すると発表した。原燃が2001年、県と六ヶ所村に立地を要請していたが、県は立地の検討を中断していた。三村知事は検討再開について「原燃が第3者外部監査機関の定期監査など、施設の健全性を確保するための活動を進めていることなどで、中断の要因が取り除かれた」と話した。

三村申吾知事は11月30日、東京電力が青森県むつ市に計画している使用済み核燃料中間貯蔵施設についても、同県の「具体的な手順の検討に向けて着手したい」と述べ、立地の検討に入ることを表明した。


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