[原子力産業新聞] 2004年12月16日 第2264号 <2面>

[原子力安全・保安院] 保安院、注力方針示す

関西電力の美浜発電所3号機2次系配管破断事故により、運転年数が長期にわたるプラントの安全性確保に対する社会的関心が高まると同時に、今後運転開始から30年を超える原子力発電所が増えていくことを受け、経済産業省原子力安全・保安院は9日、原子力発電所高経年化の安全対策に、本腰を入れていく方針を明らかにした。

具体的には、原子力安全・保安院原子力発電検査課に、「高経年化対策室」を13日付けで設置し、同院における高経年化対策への取り組みの充実を図るほか、総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会に、「高経年化対策検討委員会」を新設。その第1回会合を、@高経年化対策検討委員会の設置についてA高経年化対策の現状についてB今後の検討課題−−などをテーマに、福井県福井市で16日に開催する。


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