[原子力産業新聞] 2005年1月5日 第2265号 <2面>

[米・ニュースタート社] 2008年中に申請 一括許認可で

 原子力産業界が作ったコンソーシアムのニュースタート・エナジー・デベロップメント社はこのほど、原子力規制委員会(NRC)に対し、2008年中に新規原子力発電所に関する建設・運転一括許認可(COL)を、最低一つ申請する意向を伝えた。

 「ニュースタート」社は、原子力発電最大手のエクセロン社を中心に、エンタジー・ニュークリア、TVA、デュークパワーなどの電力九社と、GE、ウェスチングハウスのメーカー二社が、昨年3月に立ち上げたもの。ウェスチングハウスのAP−1000とGEのESBWRを当面のターゲットとし、2014年までに運転可能にすることを目指している。

 ニュースタートのM・クレイ会長によると、GE社のESBWRと、WH社のAP−1000の両方を採用するという。2005年11月までにCOLの詳細計画と日程をNRCに提出、2007年には、NRCと申請前協議を始めるという。


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