[原子力産業新聞] 2005年1月13日 第2266号 <2面>

[文科省] 防災訓練実施 東京・茨城結びブラインド方式で

 文部科学省は13日の9時30分〜14時30分、茨城県原子力オフサイトセンターおよび、東京都・千代田区の同省ビル地下1階の文部科学省非常災害対策センターにおいて、04年度の「文部科学省原子力防災訓練」を実施する。

 訓練には、@文部科学省(本省、茨城原子力安全管理事務所等)A原子力安全委員会、経済産業省といった指定行政機関等B茨城県、大洗町、旭村ほか関係地方公共団体C日本原子力研究所D放射線医学総合研究所、原子力緊急時支援・研修センターほか指定公共機関等――が参加。原研の「JMTR」を対象に、原子力災害現地対策本部・文部科学省原子力災害対策本部等の設置運営訓練(本省での本部会議等は想定とし実施しない)、原子力緊急事態宣言発出訓練、防護対策検討訓練、広報対応訓練(模擬記者会見等)が実施される。

 なお訓練は、文科省所管原子力施設における原子力災害の発生に備え、同省原子力防災関係職員の緊急時対応能力の向上を図るとともに、応急対策を迅速・的確に行い得る体制を築くことをねらい、実際に近い状況を模擬したブラインド方式(事故シナリオをあらかじめ知らせない方式)により実施される。


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