[原子力産業新聞] 2005年1月20日 第2267号 <2面>

[米・DOE] 25大学と原子力研究で協力

エネルギー省(DOE)は、米国の大学の学生と教員を向こう3年間、DOEの原子力研究開発プログラムに関与させる、総額2100万ドル(21億円)におよぶ35の研究協力計画を発表した。この中には、改良型燃料サイクル構想(AFCI)、第4世代原子力システム構想、原子力水素構想が含まれている。

DOEは輸入化石燃料に依存しない経済へ進むため、原子力研究計画を再編、原子力技術開発のため、大学がDOEの研究に直接参加できるようにした。

35のプロジェクトは、全米の大学から出された160の提案の中から、厳正なピアレビューにより選定された。選定されたプロジェクトは、22州の25大学で実施される。

協力プログラムの大部分は期間が3年間であり、総資金は、29万9000ドルから91万4000ドル。DOEはこれから、選ばれた25大学と交渉、協力プログラムの日程を含む最終的な協力契約条件を詰める。


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